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電機・情報ユニオン大阪支部

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パナソニックAIS社のニュース・ビラ No.16

本当に労働者の生活に向き合っているのか!
鈴木さんに再度の不当判決、上告受理申立

10月26日、パナソニックによる報復の遠隔地配転を認めた原判決の取り消しと配転の無効の確認を求めた控訴審で大阪高裁の田中敦裁判長は控訴棄却の不当判決を言い渡しました。鈴木さんは、11月9日最高裁に上告受理申立てをしました。電機・情報ユニオン大阪支部は、11月4日パナソニックに団体交渉を申し入れ(裏面)12月1日に団体交渉を行い、その中で鈴木さんは介護の大変さを切実に訴えました。

高裁判決は、裁判所に寄せられた多くの市民の公正な判決を求める声を無視し、企業の配転命令権を絶対としてワークライフバランスのながれに背をむけた地裁判決を容認しました。

鈴木さんは、配転命令で福井に転勤して以来2年7カ月間、毎週、金曜の勤務後に大阪に帰って高齢で病弱なご両親の生活の介護をし、日曜日の昼には福井へと帰るという生活をせざるを得ない状況です。このため、二重生活による持ち出しは本給の2割を優に超え経済的・肉体的な負担と精神的な苦痛は非常に重いものがあります。

お母さんは「娘が帰ってくると、娘がいろいろ話をしてくれるので、私達夫婦も話が弾みますし、外出を手伝ってもらえるので生活に張りが出てきます。特に夫は娘と話をすることを楽しみにしています」と話しておられます。

大阪高裁は、鈴木さんの生活の実際に向き合おうとはしませんでした。鈴木さんが身近にいることが両親の精神的な支えとなっているという主張を「被控訴人の有する配転命令権を制約する事情としてはいまだ十分でない」と認めず、今回の配転命令が労働者に対して通常甘受すべき程度を著しく超える不利益を負わせるものではないとし、さらに、福井への配転が外資への転籍を断ったことに対する報復だったにもかかわらず、不当な動機・目的もなかったと控訴を棄却しました。法廷には「おかしい!」「不当判決!」という声が上がりました。

パナソニック(株)AIS社の転籍・配転問題とは

2014年6月回路部品事業部のSAW事業を会社分割して新会社スカイワークス・パナソニックフィルターソリューションズジャパン(株)を設立、8月に米国のスカイワークス社へ発行株の66%を譲渡。2016年8月に残り34%も譲渡し名称もパナソニックを外しスカイワークスフィルターソリューションズジャパン(株)に変更。新会社への転籍を拒否した30数名の中の一人、鈴木美晴さんが 2015年5月大阪地裁へ遠隔地配転の撤回を求めて提訴。

私の思い 鈴木美晴

10月26日に高裁で判決を言いわたされた瞬間、やっぱりかと落胆しました。先進国である日本でも介護に対しての考え方はまだまだ遅れていると腹立たしく思いました。どうして年老いた親に寄り添って介護することが認められないのか。施設に任せたり介護士に来てもらえば良いといったそんな簡単なことではないと私は声を大にして言いたいです。

会社は介護支援制度を導入し介護と仕事の両立を謳っていますが、会社の命令で遠隔地に配転させられた私には、親の介護は他人に任せて仕事に専念しろと言っているようにしか聞こえません。高裁も会社の主張を全面的に認める判決で、とても容認できません。親は誰だって自分の子に見てもらいたいと思っています。会社や裁判所は私と同じ思いで苦しんでいる人がたくさんいることにもっと目を向けてほしい。

私は介護と仕事の両立で苦しんでいる人と一緒に最高裁に向け頑張りたいと思います。

本当に労働者の生活に向き合っているのか!鈴木さんに再度の不当判決、上告受理申立

団体交渉申し入れ書

団体交渉申し入れ書

団体交渉申し入れ書

パナソニックオートモーティブ&インダストリアルシステムズ社
代表取締役社長 伊藤 好生 殿

電機・情報ユニオン関西地本
執行委員長 西野 健一
事務所 〒530-0034 大阪市北区錦町2-2
国労大阪会館3階大阪民主センター内
TEL(FAX):06-6354-7237

組合員鈴木美晴さんのご両親、特にお母さんが年々病弱になり、この数カ月内に血圧が230くらいまで上がり入院をしました。その後退院しても血圧が下がらない状態が続いています。10月20日に帰宅すると足膝にアザがあり聞いてみると転倒したとの事、骨粗鬆症・多発性圧迫骨折と診断されているので大変心配です。ご承知の通り鈴木さんは毎週金曜日退社後大阪に帰り両親の面倒を見て、日曜日の午後福井に帰るという生活が転勤後続いています。鈴木さんの経済的負担、精神的苦痛は非常に重いものがあります。

パナソニックは労使合意で「介護両立支援プログラム」を17年4月より実施との報道があります。この制度についての説明をお願いいたします。

次の通り団体交渉を申し入れます。尚、2017年11月9日(木)までに文書をもって御回答ください。

1 日時  2017年11月10日(金)又は11月13日(月)14時00分から

2 場所  パナソニックオートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 社内会議室

3 出席者 組合役員、組合員、組合の指定する者及び会社を代表する役員

4 交渉事項

 (1) 要求事項

  ① 勤務しながら介護が続けられる勤務形態を求めます。

  ② 労使合意の「介護両立支援するプログラム」制度の説明を求めます。

以上

団体交渉申し入れ書

関連裁判等の予定

パナソニック裁判 不当配転訴訟
  2017年11月9日に、上告受理申立てを行いました。次回期日は未定です。

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