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パナソニックアドバンストテクノロジーのニュース・ビラ No.12

パナソニック子会社社長らによるパワハラ労災裁判

大阪地裁(内藤裕之裁判長)が不当判決、大阪高裁へ控訴。

パワハラも、精神障害発症も認めながら、労災は認めない、不当判決!

大阪地裁(内藤裕之裁判長)は、パナソニックアドバンストテクノロジーに勤務していたSさんに対して、社長らによるパワハラを認め、パワハラのあった月に精神障害を発症したことも認めた上で、労災を認めない不当判決を行いました。断固抗議します。

Sさんは、2007年3月に社内労組活動を嫌悪され、社長ら多数の経営幹部で取り囲まれました。社長らは、激しい威嚇行為や恫喝、脅迫、人格否定、退職強要、差別通告等の人権侵害を1時間に渡って執拗に繰り返し、Sさんは、そのショックで精神障害を発症しました。

大阪地裁(内藤裕之裁判長)は、パワハラを認めた上で、心理的負荷を「中」だとして、労災を認めませんでした。まじめに働いてきた労働者が、会社トップである社長と多人数の経営幹部から、雇用不安の生じるパワハラを受けた「心の傷」の深さを認めない、まったく非常識極まりない不当判決であり、断固抗議します。

なお、労災認定基準では「恐怖感を抱かせる方法を用いて退職勧奨された」場合は、心理的負荷は「強」とされ、労災と認められます。

身を粉にして会社のために働き、職場の声を伝えたSさんへのパワハラ!

Sさんは、精神障害を発症するまで約20年間、まじめに働いてきました。

2003年の業務では、月213時間を最長に、5カ月連続80時間以上の時間外労働を行う等、過労死認定レベルを遥かに超える時間外労働も行い、日米での特許取得となる職務発明を果す等、身を粉にして会社のために働いてきました。

2004年の業務では、グループ社長賞を受賞し、会社もSさんの功績を評価していました。また、人物評価でも、すべての評価項目で標準以上、総合点でも最上位職位の基準点を満たす等、Sさんを高く評価していました。

ところが、2005年に、会社が大規模リストラと労働条件切下げを進めようとする中、同僚からの薦めで、社内労組のアンケート委員となり、組合員(管理職以外のすべての従業員)の声を取上げる立場になったSさんへの会社の態度は、一変しました。

組合員へのアンケートでは労働条件切下げに反対が多数でした。Sさんは、アンケート結果に基づいた対応を社内労組分会執行部へ伝えた翌日、社長や社内労組分会執行委員長ら6名から3時間半の威圧面談を受け、パワハラ、不当差別が始まりました。

労働条件切下げのため、Sさんへのパワハラを組合員への見せしめとした

2005年、会社の労働条件切下げに多数の組合員が反対しました。社長らは、社内労組のアンケート委員のSさんを嫌悪し、見せしめとしました。

Sさんがメンタル不調を訴える様になると、不祥事が社外に出ることを恐れた会社の指示により、Sさんは健康管理室(パナソニック健康保険組合の診療所)で、投薬治療を受けるようになりました。外部医療機関への通院は発症から半年後、労災申請は発症から4年半後です。

会社は、発症後も懸命に働こうとするSさんに対して、8年にも及ぶ長期間、嫌がらせを続け、病状を悪化させ、会社ぐるみで秘密録音した上で、Sさんのパニック症状を誘発させ、1年間に17件もの懲戒事由を並べ立て、不当に解雇したのです。

労災の認定を求める行政訴訟も、本来は国とSさんの裁判ですが、会社は、わざわざ補助参加人として行政訴訟に関わり、Sさんの人格否定を繰り返し、労災認定を徹底的に妨害しました。労災の訴訟でも、パナソニックはパワハラを続けています。

リストラ、過労死、労基法違反、パワハラ、不当解雇、遠隔地配転 ・・・

労働者の雇用と安全・安心して働ける職場づくりは企業の社会的責任

松下幸之助創業者が「物をつくる前にまず人をつくる」と語っていた松下電器から社名変更したパナソニックは、2010年から5年間で13万人を超える日本一の大リストラ企業となりました。

そして、今年に入ってパナソニックの森田工場(福井県)と砺波工場(富山県)で、立て続けに、長時間労働による過労死、過労自死が労災認定されました。

パナソニックは、労働基準法違反で書類送検され、仕事と育児の両立支援に取り組む企業、女性の活躍推進に取り組む企業、2つの認定も大阪労働局から取り消されました。厚生労働省から社名が公表され、ブラック企業リストと報道されています。

パナソニックは、この他にも、子会社社長が多人数で従業員にパワハラを行い、病気のまま不当解雇したり、外資系企業への転籍を拒んだ、年老いた両親を抱える鈴木美晴さんを遠隔地配転したりと、従業員が安心、安全に働けない会社になっています。

パナソニック子会社社長らによるパワハラ労災裁判(表) パナソニック子会社社長らによるパワハラ労災裁判(表)

関連裁判等の予定

パナソニック裁判 不当解雇訴訟(パワハラで精神疾患にして解雇)
   大阪地方裁判所 本館809号法廷

パナソニック裁判 パワハラ労災訴訟(子会社社長のパワハラ認定)
   大阪高等裁判所 別館82号法廷

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