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電機・情報ユニオン大阪支部

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パナソニックアドバンストテクノロジーのニュース・ビラ No.6

大阪地裁で認定された社長らによるパワハラに対して、パナソニックアドバンストテクノロジーから、事実の掲載を止めるよう通知があり、該当箇所のみ一時的に黒塗りにしています。

大阪職対連ニュース(2016年9月)… パナソニック裁判

会社ぐるみのパワハラで、「心に受傷」したS氏

労災認定と不当解雇撤回もとめたたかう

会社にとってSさんへのパワハラには、どんな意味があったと思いますか?

私が入社した当時の会社(パナソニック子会社)は、創業3年目の若い会社で、本当に働きがいを感じることができました。しかし、バブル経済崩壊後、低迷する経済社会の中で生き残るために、最大限コストを減らすと言うことが、経営の至上課題となり、一方的に、賃金を下げ、退職金制度を変更しようとしました。会社が生き残るために制度の見直しは必要ですが、社員が納得できるものでなければ、会社の活力がなくなります。私は、職場アンケート委員や職場代表として、組合員の意見をまとめようとしただけですが、社長らにとって、組合員の意見など、どうでもよく、私をスケープゴートにし、意見を言う労働者を辞めさせたかったのだと思います。実際、社長は「                   」と述べ、私のことを「          」と述べていました。

その社長が就任中の2年間に、約3割もの人員削減が行われましたが、その多くは、若い会社を育て、自由な社風を作ってきた労働者です。会社の言うことを何でも聞くイエスマンだけの会社になれば、人事制度の変更は簡単かもしれませんが、会社を発展させるような意見も出て来なくなります。

Sさんにとって、裁判を闘うとは?

私は、しっかり働いて、良い仕事をして、家族の生活を守りたかったため、パワハラを受け、適応障害を発病した後も、懸命に働こうとしました。会社の承諾を得て労災申請を行いましたが、会社と裁判を闘うようなことは、思ってもいませんでした。しかし、労災の結果が出る前に、懲戒解雇事由を濫発され、解雇されたため、不当解雇撤回の裁判を行うしかありませんでした。

その後、労災も、あまりに理不尽な理由で、不支給決定となり、労災認定の裁判も行うことになりました。

みなさんに、今一番伝えたいことは?

社長らのパワハラは、録音もあり、その原因も1年以上続く、社内労組活動への嫌悪であることは明らかなのですが、労基署は「業務指導の範囲内」として、労災不支給を決定しました。厚生労働省は、パワハラ防止のホームページで、「バカ」「アホ」は「ひどい暴言」でパワハラだとしています。録音には「  」「  」だけでも20回以上、          、「   」「      」など  まで及んでいます。

今、多くの労働者がパワハラで心に傷を受け、メンタル不調になり、それでも懸命に生きるために、働いています。パワハラ被害者の被害後の葛藤を伝えたいです。

事件の概要

1988(S63)年、パナソニック(当時・松下電器産業)の子会社に入社したSさんは、ソフトウエア開発で、多くの賞や特許も取得するほどの、まじめに懸命に働く優秀な技術者でした。

会社は、2005年から、それまでの社風を覆す、「完全能力主義・成果主義」「退職金制度改革」など、労働者にとって不利益な改変が検討されていました。

Sさんは社内労働組合の「職場アンケート委員」として職場の労働者の意見を集約したことがきっかけで、それ以降、様々な嫌がらせを受け、「職場代表」であった2007年3月には、社内労働組合活動を理由に、社長ら               等したことで、「適応障害」を発症しました。

現在、国やパナソニックアドバンストテクノロジーを相手に、労災認定を求める行政訴訟と、不当解雇撤回の裁判を提訴しています。

Sさん裁判(証人調べ)日程(予定)

10月12日 午後   1時より午後5時
10月13日 午前10時より午後5時
大阪地方裁判所

※日程は仮確定です。
9月14日に確定する見込みです。
詳しくは電機・情報ユニオン大阪支部HP(http://denki-joho-kansai.jp/)でご確認下さい。

日程は以下の通り確定しました。

2016年10月12日(水) 13時30から 大阪地方裁判所809号法廷
国・会社側証人:発病当時の上司(パワハラ加害者の一人)
主尋問:40分(会社30分・国10分) 反対尋問:40分

国・会社側証人:発病当時の社内労組分会委員長
主尋問:40分(会社30分・国10分) 反対尋問:40分

2016年10月13日(木) 10時30から 大阪地方裁判所810号法廷
国・会社側証人:発病直後の人事責任者(社内通報調査実施者の一人)
主尋問:40分(会社30分・国10分) 反対尋問:40分

2016年10月13日(木) 13時30から 大阪地方裁判所810号法廷
被災者側本人 :原告Sさん
主尋問:45分 反対尋問:105分(会社60分・国45分)

当事者学習会に参加している仲間からのメッセージ

職対連では、今年1月より、Sさんの事件を、その背景の情勢も含めて、Sさんを講師に学習してきました。仲間の声の一部を紹介します。

このような学習会を今後もぜひ続けてほしいです。一参加者として、他所では聞いたり話したりできないことを聞いたり話したりすることができ、貴重な経験になりました。
これまでSさんが頑張ってこられた忍耐と勇気に、敬意を表します。Sさん、応援しています。(Y.S)


どんなに辛かっただろう。言葉を詰まらせてうつむくSさんの姿が目に焼き付いている。学習会では控え目な話し方だが、Sさんが優れた、まじめな人柄であることがじわじわと伝わってくる。間違っているのは、会社だ!とはっきりとわかる。いよいよ裁判も証人調べ。この理不尽を多くの人に知らせ、Sさんの平穏な生活を取り戻せるように、公正な裁判を切に願う。頑張れ!Sさん!(F)


当事者学習会に参加し、職場の事を考えて一生懸命やっていただけなのに、会社にとって邪魔だと理不尽なことをされ解雇になった過程がわかり、何故悪い事をしていないのにこんな思いをさせられないといけないのか凄く腹が立った。裁判では事実を正してほしい。一人でも多くの人が傍聴にきて、Sさんを応援してほしい。こんなにも苦しく理不尽な思いをさせられる人がいなくなる世の中にならないといけないと思う。(Y.U)


技術開発をのびのびと仲間と行っていくことのすばらしさ、それがキチンと評価される(賃金もふくめ)ことの喜び、こういったあたりまえの要求が受け入れられる職場であってほしい、それがSさんがたった一人で格闘された原動力でもあり、また傷ついていく一因ともなったと理解しています。わかってもらえないいら立ちや無力感はいかばかりだったか。企業側の健康管理のあり方、労働者の人生への見方を浮き彫りにしたいものです。どうか体調にも気をつけて公判をまたそれ以後も(月並みになってしまいますが)がんばってください。(有間史路)

大阪職対連ニュース(2016年9月)… パナソニック裁判(表) 大阪職対連ニュース(2016年9月)… パナソニック裁判(裏)

関連裁判等の予定

パナソニック裁判 不当解雇訴訟(パワハラで精神疾患にして解雇)
   大阪地方裁判所で解雇無効の勝利判決

パナソニック裁判 パワハラ労災訴訟(子会社社長のパワハラ認定)
   大阪高等裁判所で休業中の業務起因性を明らかにしない不当判決

パナソニック裁判 安全配慮義務違反訴訟(パワハラ後に3度の長期休業)
   大阪地方裁判所 本館809号法廷

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