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安全配慮義務違反:パワハラ後に3度の長期休業

安全配慮義務違反の裁判予定

次回予定

内容
パナソニック裁判 安全配慮義務違反訴訟 第2回裁判期日
日時
場所
大阪地方裁判所 本館809号法廷 地図
原告
Sさん
被告
パナソニックアドバンストテクノロジー

関連裁判等の予定

パナソニック裁判 不当解雇訴訟(パワハラで精神疾患にして解雇)
   大阪高等裁判所 本館81号法廷

パナソニック裁判 パワハラ労災訴訟(子会社社長のパワハラ認定)
   大阪高等裁判所で休業中の業務起因性を明らかにしない不当判決

安全配慮義務違反裁判の最新ニュース・ビラ

【ビラ】パナソニックアドバンストテクノロジーによる命と健康を軽視する人権侵害3裁判とは(表) 【ビラ】パナソニックアドバンストテクノロジーによる命と健康を軽視する人権侵害3裁判とは(裏)

安全配慮義務違反の訴状要旨

安全配慮義務違反による損賠賠償を訴える訴状要旨

訴状要旨

  • 本件は、平成19年3月9日に、被告の●●●社長(当時)と上司4名が、被告の社長室において原告を取り囲んでひどい暴言で叱責したこと(以下、「本件暴言」という。)が主な原因となって原告が精神疾患(適応障害)を発症したのに、被告が、原告の業務や就労環境等について適切な配慮を行わなかったために、原告の精神疾患が長期化し、平成21年7月以降休業と復職を繰り返し、満足に業務に従事することが出来なくなったことにより生じた損害について、被告の安全配慮義務違反に基づき損害賠償を請求する事案である。

安全配慮義務違反の意見陳述書(第1審)

原告意見陳述書(安全配慮義務違反訴訟 第1回裁判期日)

2018年10月23日
○○ ○○

第一回の裁判にあったって、意見を述べる機会を頂き感謝します。裁判を始めるにあたり、私の率直な意見を申し上げます。

1. まず、9月12日の地位確認等請求事件では、解雇無効の判決を頂きました。その点に付きまして感謝申し上げます。一方で、明かに精神障害を発病し、その病状が悪化していっているにも関わらず、精神障害について、ほとんど言及なく、病状を煽られた事実についても認めて頂けないことは、とても残念です。

2. 次に、10月12日の労災不支給決定処分取消控訴事件では、平成19年3月6日に懲戒処分を示唆され、その制裁罰として始末書の提出を求められていた事実について、6件の真性の証拠を示して主張したにも関わらず、第1審に続いて、控訴審でも、その主張自体を無視され、証拠も当然のように無視されました。

その上で、その3日後に、適切な懲戒手続きなく、社長ら5名での威迫面談を通告されたため、不安に感じて録音し、低姿勢で懲戒処分に対する弁明を行ったことを、不当な動機で私が社長を煽ったかの様な判決が示されたことに強い憤りを感じました。

本件訴訟に於きましては、私の主張をしっかりとご認識して頂き、証拠をしっかり確認して頂きたくお願い申し上げます。

3. 私は、〇〇社長らからパワハラを受ける以前は、最高で月に213時間の時間外労働も行い、日米で特許も取得し、グループ社長賞も受賞し、チームの7件のテーマのうち4件の遂行責任者も務めていました。当時、私が担当していた業務は変化の激しいIT技術の分野で、10年以上経過した今も会社の保有技術としてホームページで公開されています。

ところが、〇〇社長らからのパワハラを受けて以降は、会社は、パワハラを受けたこと、職場環境が著しく悪化したこと、精神障害を発病し治療を受けていたこと、本来の能力を発揮できない状況になったこと、孤立させられることに不安を感じていたこと、会社が押し付けた和解の守秘義務により十分な相談も行い難いことも認識した上で、未経験業務を単独で担当させる業務に私を配置転換しました。そして、それ以降、私は遂行責任者とされることはなく、末端の技術者と扱われる様になりました。

平成20年4月に異動した大阪での所属チームでは、私の担当する業務だけが方針を示されませんでした。その業務を主管する名古屋のチームの方針では、私の担当する業務だけが翌年度の展開が示されていませんでした。私は、そのような状況を知り、嫌がらせによる配置転換だと感じました。さらに、所属チームの誰もが知る共有情報も私にだけ知らされませんでした。また、それまでプライベートでも仲良くしていた同僚からも暴言を受ける様になりました。

私は、翌年度こそ、適切な業務を担当させて頂けると信じておりましたが、年度末ギリギリの平成21年3月30日になって、担当業務を指示されました。さらに、新年度初日の平成21年4月1日になって、指示されていた担当業務を変更され、休職者を出し大きく遅延しているプロジェクトの緊急支援を行う業務を命じられました。緊急支援でありながら業務に必要な仕様書や設計書等の資料は一切見せて頂けませんでした。さらに、緊急支援でありながら、残業はするなと規制され、一方で残業を行う客先の業務時間に合せるよう、就業規則にはないシフト勤務まで指示されました。資料を見せて頂けない業務で、何をやっているかもよく分からず、雑務をさせられているように感じ、病状は急激に悪化しました。

私は、自他ともに認める高度な技術力を有する技術者として、自らの仕事に自信と責任を持って、プロジェクトの遂行責任者として取り組んできたため、パワハラ被害を受けて以降、会社が私に命じる業務の内容、プロジェクトの中での私の立場等に対して、強い恐怖や不安、そのような状況に置かれていることに対して強い焦燥、また、そのような状況に追い詰めたパワハラ加害者らに対する強い怒りの感情と、その感情をコントロールできないことに対する怖さを感じ、新卒で入社して以降20年以上経過して、初めて長期休業に至りました。懸命に気持ちを切り替え、1ヶ月半の休業で、職場復帰を果たしましたが、それ以降も、会社は形式的に丁寧な言葉を使うだけで、私が感じているストレス等に対しては、なんら私を尊重して頂くことなく、寧ろ私が拒む対応を配慮だと言って押し付けてきました。このような会社の対応により、私の病状は悪化し、長期化し、会社でもパニック状態に陥りました。

会社が私に対する安全配慮義務を果さなかったことにより、私にとって甚大な損害が生じており、適正に被害の回復を行って頂きますようお願い申し上げます。

以上

安全配慮義務違反の裁判経過

安全配慮義務違反 第1回裁判期日(口頭弁論)

安全配慮義務違反裁判
  •  本館809号法廷(大島 雅弘 裁判長・石上 興一 裁判官・岩本 圭矢 裁判官)
  • 会社から、棄却を求めるとの答弁書が提出されました。
  • Sさんが、安全配慮義務違反による損害を訴える原告意見陳述書を読み上げました。
  • 次回裁判期日に、会社から準備書面が提出される予定です。

安全配慮義務違反 提訴

安全配慮義務違裁判